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秋から冬にかけて店頭で見かけることが増える大きなザクロ。(写真提供:米国ざくろ協会)

 秋から冬にかけて、店頭で米国産の大きくて真っ赤なザクロを見かける。ザクロにはビタミンCやポリフェノール、食物繊維、カリウムなどが豊富に含まれており、美容にいいと古来、女性に愛されてきたが、新たに老化に関わる「糖化」を防ぐ作用があることも分かってきた。

 糖化とは、糖がたんぱく質やアミノ酸と結合すること。例えば糖尿病の指標であるHbA1Cは、血中で糖と結合した「糖化ヘモグロビンたんぱく」を指す。糖化が進み、組織内に糖化最終生成物(AGEs)と呼ばれる物質が蓄積すると、皮膚や血管の弾力が低下したり、肌がくすむ。臓器障害につながることもある。そのため、糖化を防ぐ成分の探求が進められている。

 そうしたなか、ザクロエキスに糖化によるAGEsの蓄積を防ぐ働きがあることが分かってきた。食品の機能性成分に詳しい岡山県立大学の伊東秀之教授は、「その働きはAGEs生成を抑制する医薬品成分よりも強い。さらに非常に低濃度でも効果を発揮する点も興味深い」と語る。

■糖化が進むと肌や血管の老化が進み、
 生活習慣病リスクも高まる
体内で余ったブドウ糖は、たんぱく質に結合し、反応を繰り返して、最終的にAGEsとして組織に蓄積される。
■ザクロに期待できる効果

・肌、血管の老化抑制

・糖尿病のリスク低減

・血圧の低下

・骨と関節の健康維持
など