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幸福論 by アラン

村井章子インタビュー―翻訳者という仕事

2014年10月30日

『幸福論』、『LEAN IN』……今もっとも活躍している翻訳者

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 「何事も望むのに遅すぎることはない」「幸福だから笑うのではない。笑うから幸福なのだ」――心にかかった雲を一瞬ではらうような明快なメッセージが多くの読者を魅了している新訳『幸福論』。100年前の動乱の時代を生きたフランス人哲学者、アランの言葉に新たな命を吹き込んだのが翻訳者の村井章子さん。フェイスブックCOOのシェリル・サンドバーグが女性のキャリアをテーマに自身の経験を綴った『LEAN IN』の翻訳も手がけた、今最も活躍する翻訳者の一人です。プロとしてのこだわりやキャリアの転機について、全2回にわたってお届けします。

――まず、『幸福論』という本に出会った経緯、村井さんご自身が訳す過程で感じた印象を教えてください。

 もともと仏文科出身でフランス語が専門でしたが、ビジネスや経済分野を中心に仕事をしていたこともあって、フランス語の文献になかなかご縁がありませんでした。それで「フランス語を翻訳する機会があれば、ぜひやらせてください」とあちこちで言っていたんです。そうしたら、日経ビジネスオンラインで、ビジネスパーソン向けにアランの『幸福論』を軽く読めるような連載を始めるというお話をいただきました。うれしかったですね。

 始めてみると、ビジネス書と違って話はあちこちに飛ぶし、一語一語の解釈も難しい。学生時代に読んだ時の印象とは大違い(笑)。哲学を研究する在日フランス人にも助言をいただきながら、一つひとつ取り組んでいきました。『幸福論』はアランが書いた5000ほどのプロポ(エッセイ)のうちの一部をまとめたものです。30編ほど訳し終えた頃に、だんだんと彼が伝えようとしたメッセージが私の心にも浸透してきました。

――特に印象的だった言葉はありますか?

 アランの教えは「あくびをしなさい」など、とてもシンプルですぐに真似できそうなものばかりです。「後悔とは過ちをもう一度繰り返すことである」という言葉は、くよくよしがちな私には印象的でした。また、けっこう優柔不断なタイプなので、「実際に行動に移すことの利点は、選ばなかった選択肢は忘れられることである」という言葉も、ハッとして納得できました。

 アランという人物について調べていくうちに、哲学者として名声を得てからも一教師としてのキャリアを貫いたこと、第一次世界大戦で自ら志願して前線に身を置いたことなど、信念を持って人生を生き抜いた人物像に触れて、ますます魅力を感じました。

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