• ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版
  • 日経BP

「大麦」パワーを味方につける!

「麦ご飯」で肌の老化が防げる!

2014年7月14日

肌のたるみやシワ、肥満の原因「食後高血糖」を知ってますか?

このエントリーをはてなブックマークに追加
Facebookでシェア

体内で余った糖は、脂肪としてたまるばかりか、

肌にもダメージを与える「糖化」を引き起こすことがわかってきた。

肥満や肌のトラブルを防ぐためには、糖余りの原因「食後高血糖」を引き起こさない食事にしたい。

方法は簡単。糖の主な補給源となる

主食を麦ご飯に変えるだけでOK。さらに“ベジ・ファースト”を組み合わせれば最強だ。

「食後高血糖」で肌が傷み、太りやすくなる

あなたは大丈夫? まずチェックしてみよう
当てはまるほど
食後高血糖になっている可能性が!
白米ご飯や白パン、うどんといった「白い炭水化物」が好き
甘い飲料をよく飲む
間食として、甘いお菓子やせんべいをよく食べる
野菜や海藻類など、食物繊維の多い食品をあまり食べない
「1食抜いて、次でドカ食い」がよくある
運動はほとんどしない

 「肌トラブル」と「肥満」。あまり関係がなさそうに見えるが、どちらの原因にもなっているのが、食事のあとで血糖値が急上昇する「食後高血糖」だ。白米ご飯や白パン、甘い飲料や菓子など、吸収されやすい糖質の多い食事が食後高血糖を引き起こす。処理しきれずに余った糖は、脂肪に変わって脂肪細胞に蓄積。一方で、コラーゲンをはじめとする体内のたんぱく質と結びつく「糖化」が起きる。

 「糖化で生じた糖化最終生成物(AGEs)こそが、肌のたるみやシワ、くすみができる最大の原因」と話すのは、AGE牧田クリニック(東京都中央区)の牧田善二院長。肌のハリを保つコラーゲンやエラスチンが糖化すると、弾力性や柔軟性が失われてしまう。また、AGEsには「褐色化する」という特徴があるため、肌にたまると黄ぐすみの原因にもなる。

 加齢とともに糖化は進むが、40歳までの若年者では太っているほど、肌の糖化が進んでいるという報告も!

肌の真皮にあるコラーゲンやエラスチンが糖化すると、弾力が失われて肌がくすむ。新たな肌細胞の生成も阻害される。ポーラの研究では、肌表面の角層も糖化し、ゴワつきの原因になることがわかった。
(イラスト提供:ポーラ)
食後高血糖のリスク【1】
白米ご飯の食べ過ぎは糖尿病になりやすい
●白米ご飯摂取量と糖尿病リスクが相関

四つの研究報告を解析。合計35万人超を4~22年追跡。白米ご飯摂取量が増えるほど糖尿病のリスクが増えた(グラフ)。日本人女性を調べた研究では、1日の白米ご飯摂取量が278g以下の群に比べ437g以上の群では、糖尿病発症リスクが1.65倍。437gは、茶碗に軽く3杯分だ。
(データ:BMJ;334,e1454,2012)
食後高血糖のリスク【2】
一度糖化したら、肌では15年、骨では一生そのまま?!

20歳を過ぎるころから、加齢とともにコラーゲンの糖化が進み、分解力は弱まる。しかも一度糖化したコラーゲンが半分に減るまでには、肌で14.8年、軟骨組織ではなんと117年もかかるとする研究も。
(データ:J.Biol.Chem.;275,50,39027-39031,2000)
食後高血糖のリスク【3】
40歳までは肥満肌の糖化が関係

肌の糖化度は加齢とともに進むが、448人の白人女性の肌を調べたところ、40歳までは肥満の指標となる体格指数(BMI=体重[kg]÷身長[m]÷身長[m])と肌の糖化度の間にも、相関関係があることがわかった。肌の弾力もBMIと相関した。つまり、太っているほど、肌の糖化は進んでいて、弾力も失われている可能性がある、というわけだ。
(データ:Exp. Gerontol.;43,7,663-667,2008)
主食と食べ方を変えよう

 肥満と肌老化を一気に進める食後高血糖を抑えるには、最大の糖質補給源である主食を見直そう。イチオシは麦ご飯だ。玄米ご飯や雑穀ご飯でもなく麦ご飯をお薦めする理由は、含まれる食物繊維の「質」の違いにある。

 玄米もヒエ・アワ・キビなどの雑穀も食物繊維の多い食材だが、含まれる食物繊維の大半が水に溶けない不溶性食物繊維だ。一方麦ご飯の麦、大麦は、ほかの食品と混ざって消化吸収をゆっくりにする水溶性食物繊維が多い。「大麦は胚乳部にも水溶性食物繊維のβグルカンが多く含まれているから、大麦自体のでんぷんもゆっくりと消化される」(大妻女子大学家政学部の青江誠一郎教授)。実際、麦ご飯は食後の血糖値上昇を抑えることが確認されている(左グラフ)。

 もう一つお薦めしたいのが「先(さき)野菜=ベジ・ファースト」、つまり食事の最初に野菜を食べること。「白米ご飯 → サラダ」の順に食べる場合と「サラダ → 白米ご飯」の順に食べる場合を比較すると、前者の場合は30分後には血糖値がピークに達するのに対し、サラダから食べたら30分後の血糖値は緩やかに上がる、という報告もある(※)。

 麦ご飯の主食とベジ・ファースト。どちらも無理なく毎日続けられる、効果的で手軽な食後高血糖予防策だ。

この人に聞きました
牧田善二
AGE牧田クリニック(東京都中央区)
院長

牧田善二さん
北海道大学医学部卒業。糖尿病専門医。2003年にクリニックを開院。『糖尿病はご飯よりステーキを食べなさい』(講談社プラスアルファ新書)など著書多数。

青江誠一郎
大妻女子大学家政学部
教授

青江誠一郎さん
千葉大学大学院自然科学研究科博士課程修了。農学博士。雪印乳業技術研究所を経て2007年から現職。専門は栄養化学。食物繊維の機能性、消化管機能、脂質栄養などをテーマに研究。

この記事をSNSにシェアする

このエントリーをはてなブックマークに追加
Facebookでシェア

Facebookコメント

※Facebookのコメント機能は、Facebookのソーシャルプラグイン機能を用いて実現してい ます。本機能、およびコメントの内容について、日経ウーマンオンラインは一切の責任を負い ません(日経ウーマンオンラインからのコメントを除く)。また、コメントを非表示にしたり、機能を停止することがあります。

関連キーワードから記事を探す
健康レシピ・食材ダイエットカラダの悩み・病気健康知識

Topics

CloseUp

WOL Selection

PAGE TOP

ログインしていません。

  • ログイン
  • 無料会員登録

Pickup

Focus

最新刊のご案内

仕事を楽しむ 暮らしを楽しむ日経ウーマン 2月号

もっと健康に、もっと美しく日経ヘルス 2月号

働くママ&パパに役立つウェブマガジン日経DUAL 1月号

まんが 一生お金に困らない!お金がどんどん増える本

時間のムダ&ミスがなくなる 仕事の「ちょいワザ」300

日経ウーマンオンライン おすすめの本

日経ウーマンオンライン

広告をスキップ