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ネイル美人を目指そう!

放置は危険! “爪カビ”にご用心!

2014年7月1日

家の中だけでなく、爪の中にも潜む怖い病気について知っておこう

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 ジェルネイルやスカルプチュアネイル(つけ爪)をオフしてみたら爪が緑色になっていた、なんていうことはありませんか? これは爪で細菌が繁殖して緑色になってしまう「グリーンネイル」と呼ばれるもの。こうしたトラブルを防ぎ、安全にネイルを楽しむための知識をご紹介します。

◆グリーンネイルって? 原因は緑膿菌

 ジェルネイルは粘液状の合成樹脂を爪に塗り、紫外線または可視光線を当てて固めるもの。指先を美しく彩る華やかなデザインと、マニキュアに比べて長持ちするのが魅力で、3~4週間に一度、サロンに通うほか、自宅でセルフジェルネイルを楽しむ人も増えてきました。長く持つのは大きなメリットですが、1か月近く爪の表面を覆っているため、自分の爪の変化になかなか気づくことができないのが、爪の健康を考えるうえではリスクにもなります。

(写真1)グリーンネイル

 なかには、変化に気づかないうちに「グリーンネイル(緑色爪)」(写真1)になってしまったという人もいます。グリーンネイルとは、その名の通り、爪が緑色に変色してしまうものです。原因は緑膿菌という細菌。細菌というと有害なものに感じますが、日常いたるところに存在する常在菌の一つです。日和見感染(ひよりみかんせん)といって、体が健康なときには何の害も及ぼさない弱毒菌ですが、体の免疫力が低下する病気にかかっている人や、加齢によって体力が落ちている人に抵抗力よりも菌の繁殖力が勝って、緑膿菌による病気を引き起こすことはあります。ですから、爪が何らかの疾患で傷んでいたり、常に爪の湿度が高く軟らかくなった状態(医学的には浸軟という)のときにグリーンネイルも起こりやすくなります。

 ジェルネイルをつけ続けていて、一部が剥がれてきたときなどに、爪とジェルの間の溝が深くなると、そこに水がたまりやすくなります。水分が乾かずに湿ったままの状態でいると菌が繁殖しやすくなるので、水仕事の多い人などは要注意です。

◆グリーンネイルの予防と治療法

 グリーンネイルの元病で多いのは、爪カンジダ症。カンジダ菌というカビ感染ですと、アオハルクリニック院長・小柳衣吏子さんは指摘します。

 「爪組織にカンジダ菌が感染する“爪カンジダ症”(写真2、3)がベースにあり、二次的に緑膿菌が感染しているケースが多いです。そうした状態の爪には、大腸菌など他の菌も繁殖しやすくなります。」

(写真2)爪カンジダ症
(写真3)爪カンジダ症2

 また、「爪が変なんです」と受診する人で、爪甲剥離症(そうこうはくり症)(写真4)の方もよくいらっしゃいます。爪が指先の方から皮膚(爪床部)より離れ、近位部に向かって剥がれる状態です。そしてこの爪甲剥離の原因も、カンジダの感染である頻度が高く、女性に多いという特徴があります。

 ジェルネイルを付けるときに「爪上皮(クチクラ)」(いわゆる甘皮)の部分を処理しますが、この甘皮を取り除いた部分に溝ができて、ここにカンジダ菌が繁殖しやすくなります。爪の周囲だけでなく、次第に爪の表面まで覆って、爪がガタガタになる「爪甲カンジダ症」(写真5)になることも。このような爪の状態の悪化で、グリーンネイルにつながるのです。

(写真4)爪甲剥離
(写真5)爪甲カンジダ症

 「甘皮は爪を守る役割をしているので、これを取り除いてしまうのは爪の健康にとってはよくありません。過度にいじりすぎないようにしましょう。」(小柳さん)

 皮膚科でのグリーンネイルの治療は、元々の爪疾患の治療と、患部の乾燥化です。多くの場合、爪カンジダ症を治療することになります。爪が伸びて健康な爪に生え替わるまで、半年くらい毎日、抗真菌薬を塗り続ける必要があります。あるいは、血液検査などで状態をチェックしながら、抗真菌薬の飲み薬を使うこともあります。放っておいて自然に治るものではないので、早いうちに見つけて治療すること、予防することが大切です。

 グリーンネイルは爪の元疾患を治療してベースが元気になれば多くは併行してよくなっていきます。ですからグリーンネイルがなかなか治らない人は、全身の免疫が弱っている可能性があります。爪は全身の健康状態を表す鏡ともいえるでしょう。

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