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どのくらいの日光浴なら薬になる?

2014年5月19日

適量が、毒か薬かを分ける~日光浴の場合は?

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 日光浴不足は、卵巣を老化させるだけでなく、ドミノ倒しのように私達の骨や歯を弱くし、神経過敏でイライラさせ、神経不安で憂うつにさせ、不眠にし、動脈硬化を引き起こし、便秘にさせ、受精卵の成長に影響を与えていきます。

 それでも、太陽の光が怖いですか?

 美白に余念のない方は、よくご存知だと思いますが、紫外線には、A波、B波、C波があります。C波は地上に届きません。体に悪いのはB波ですが、これも地上に届くのは、太陽光の約0.8%程度です。とはいえ、オゾンホールの拡大などで、地上に届く量が増える傾向にあることは事実ですし、そのため、赤道直下の国々の人に皮膚がんが増えているのも事実です。でも、地上に届いているのは、ほとんどA波です。そしてA波は余程長時間&長期間、浴びていない限り、人体に有害ではありません。だから、ヒサロ(日焼けサロン)はA波を使っているんです。

日光浴不足は、卵巣の老化や、イライラ、憂うつ、便秘などの原因に。

 でも残念なことに、ビタミンDを私達の体内で作ってくれるのは、比較的安全なA波ではなく、有毒と言われているB波なんです。ってことは、B波って、本当に化粧品会社のテレビCMが言うように「体に毒になるだけで、完全に排除した方がいいもの」なのでしょうか? “有毒”なB波が、私達の卵巣老化を防止したり、骨を造ったり、幸福ホルモンを造ってくれているなんて、テレビCMが言っていることと矛盾してませんか? B波は本当に“有毒”なだけの光なんでしょうか?。

どのくらいの日光浴なら毒ではなく薬になる?

 私達を取り巻く多くのことは、白か黒かに区別できないもので溢れています。「健康」に関することは、特に、『ゼロか1か』で考えることができないものばかりです。ゼロか1かのデジタル思考は、ホリスティックにできている私達の心と体には合いません。

 例えば、デトックス。デトックス(解毒)効果が高いと言われている野菜には、大抵の場合、微量の自然毒が含まれています。その毒がデトックス効果を生んでいるんです。“毒は毒をもって制す”なのです。よく知られているのが春野菜のデトックス効果ですよね。春野菜のあの独特の苦みが毒の存在です。適度に食べればデトックスになりますが、食べ過ぎれば、下痢や湿疹が現れます。昔から「春野菜は食べ過ぎるな」と言われているのはそのためです。何事も適量が大切なんです。同様に、適度な良質な油(オメガ3不飽和脂肪酸)が体内に蓄積された脂肪(油)の排出に効果をもっていることも近年発見されましたよね。油は油で落とす。同じ現象です。過剰に摂れば毒ですが、適量なら薬になるものばかりです。ゼロが1かのデジタル思考は成り立ちません。

 ここに紹介するのは、16世紀の著名な医師パラケルススの言葉です。

“All substances are poisons; there is none which is not a poison. The right dose differentiates a poison and a remedy.” ― Paracelsus
(すべての物質は有害(毒)である:毒でないものはない。適量が、毒か薬かを分ける)

 じゃぁ、どのくらいの日光浴なら、毒でなく薬になるのでしょうか。

 ジェームズ・ダウド博士によれば、北半球に住んでいる人の場合、夏(5~8月)の真昼の時間帯(11~13時)に約15分の日光浴が最適なのだそうです。朝や夕方、秋冬の紫外線ではダメなのだそうです。でも毎日日光浴する必要はなく、1週間に3~4日でいいそうですよ。そうすることで、太陽光の弱い冬に必要なビタミンDも一気に貯蔵できるそうです。そうなんです。私達の体はビタミンDを貯蔵できるんです。

 これからの季節、週の半分くらいは、ランチタイムにサンスクリーンなしで外に出かけてみませんか? たった15分でいいんですよ。行きに7分、帰りに7分。たったそれだけです。

 もちろん、ビタミンDは食品からも得ることができます。特に魚に多くのビタミンDが含まれています。キノコ類にも含まれていますが、最近の研究で、キノコ類のビタミンDは、私達が体内で造るビタミンD(D3)とは異なる型(D2)だということが判っているので、私達と同じ型のビタミンDを含んでいる魚類がお勧めです。

 それなら「日光浴じゃなくて魚を食べればいいじゃない」と思いますか?

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Profile
森智世
森智世(もりちせ)
米国代替医療協会(AADP) 公認ホリスティック・ヘルスコーチ
国際ヘルスコーチ協会 登録ヘルスコーチ、経営学修士(MBA)、女子栄養大学食生活指導士、厚生労働省スマートライフ・プロジェクトメンバー、目黒区男女平等・共同参画審議会委員。大手證券会社投資銀行、金融経済研究所、世界4大総合プロフェッショナルファームのディレクターとして企業戦略・財務、買収に携わり、書籍出版、大学講師、政府協議会委員等を経て、家族の健康問題を機に、NYCの世界最大ホリスティック栄養学専門学校にてホリスティック・ヘルスコーチ資格取得。海外生活は米国、ドイツ、エストニア共和国にて15年以上に及ぶ。現在は東京。趣味はフルート演奏、料理とヨガ。初回コンサルテーション(初回診断)を無料でご提供しています。またフェイスブックでフォローアップ情報を提供しています。
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