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傲慢にならずに、自己中になろう

2014年4月14日

ワークライフ・バランスの呪縛から解き放たれるには

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 ワークライフ・バランス、最近よく耳にする言葉ですね。みなさんのライフとワークはバランスされていますか? 今、バランスしていない人も、なるだけワークライフをバランスしようと努力されているのではないでしょうか。

 ワークライフ・バランスをとろうと努力しているからこそ、家族や仲間と楽しく過ごすべき週末などに仕事をしていると、家族に申し訳ない気持ちになったり、自分は人生をエンジョイできていないように感じてしまいますよね。同じように、仕事のある日に、家族の予定でお休みをもらったり、病気やお盆や年始でもないのに有休をもらったりすると、職場の上司や同僚や部下に申し訳なく感じて、家族といても、旅行をしていても、会社のことが気になってしまったことはありませんか?

ワークとライフはそもそもバランスさせるものではなく、リズムです!

 家族や仲間といても罪の意識、仕事をしていても罪の意識。罪の意識の2乗です。

 「バランス」という言葉を聞くと、私達は、無意識の内に、ワークとライフに、毎日の時間を平等に分割しなければいけないような気持ちになってしまいます。天秤の右と左のように、釣り合っていなければ、いけないように感じてしまいます。

 自分の生活時間をワークとライフに平等に分割しようとすれば、例えば、24時間の内、10時間働いている人は、10時間を家族や自分のために時間を使わなければならないことになります。残り4時間が睡眠時間でしょうか? あるいは、平日できなかった分を週末に埋め合わせようと考えることもできます。でも、必ず、誰の方が、より家族のために時間を割いたとか、割かなかったとかという、お互いがお互いの帳尻を合わせようとして、口論の火種をつくることになりかねません。しかも、今の日本では、家事労働と育児の大半は女性が担っていますから、女性のワークが男性と同等なのであれば、男性のライフが女性と同等にならなければ、本当の意味でのバランスは難しいですよね。

 また、週末をエンジョイしていなければ、ワークライフ・バランスがとれていないかのような認識がありませんか? 特に独身の方は、週末の充実ぶりをフェイスブックなどのソーシャルメディアで、アピールするのが、ちょっとしたステータスのようになっていませんか? でも、そうした、リア充アピールが負担に感じている人も少なくないように思います。それに、リア充っぷりが激しい「友達」の投稿が疎ましく思えたりしたことはありませんか? 家で、ただ寝て過ごす週末に罪悪感や劣等感を感じたことはありませんか?

 ワークライフ・バランスなんて言葉がなければ、もっと、楽に自分らしく、自分のペースで、なごやかに時間を過ごせているかもしれないのに。ワークライフ・バランスって私達をストレスから解放するためにあるものではなかったのでしょうか? これでは、まるでワークライフ・バランスの呪縛です。私達の生活を更に窮屈にさせてしまう新手のストレス源ではないですか。

 実のところ、ワークライフにはバランスなんて存在しません。これは、人事コンサルタントが生み出した幻想です。最近、米国の代替医療ホリスティック・ヘルスコーチの間でも、ワークとライフは、そもそもバランスさせるものではなく、リズムなんだという認識が大勢を占めています。

 日本にも「生活のリズム」という昔ながらの良い言葉があるではありませんか。まさしくワークとライフはそのリズムです。1年の中に四季(季節)があるように、私達の生活にも季節(=ワークとライフ)があります。季節に移り変わりのサイクルがあるように、ワークとライフにも移り変わりのサイクルがあります。それが、リズムです。

 リズムですから、全ての拍子を同じにする必要はありません。長い拍もあれば、短い拍もあっていいんです。また、全ての小節が同じリズムである必要もありません。歌だって一曲の中に起承転結ありますよね。サビもあります。転調したって良いのです。ワルツのリズム(三拍子)から、突然、ロックのリズム(八拍子)に変わったっていいんです。

 昔、監査法人で働いていた時、「監査法人には季節が5つある、四季とビジーシーズン(繁忙期=決算期)だ」という内部ジョークがありました。時代は移り、四半期決算が義務付けられた今、監査法人の季節のサイクルは、かなり複雑なものになってしまっていることでしょうね。

 人生も同じです。誰にもビジーシーズンがあります。起こります。監査法人のように定期的に起こる場合もあれば、唐突にビジーシーズンが始まってしまうこともあります。1日の中にも数時間のビジーシーズンがあることもあれば、週単位、月単位でやってくることもあります。

 私達は、各シーズンの長さを同じにすることを考えるのではなく、そのリズムに合わせてダンスを踊ることを考えればいいんです。

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Profile
森智世
森智世(もりちせ)
米国代替医療協会(AADP) 公認ホリスティック・ヘルスコーチ
国際ヘルスコーチ協会 登録ヘルスコーチ、経営学修士(MBA)、女子栄養大学食生活指導士、厚生労働省スマートライフ・プロジェクトメンバー、目黒区男女平等・共同参画審議会委員。大手證券会社投資銀行、金融経済研究所、世界4大総合プロフェッショナルファームのディレクターとして企業戦略・財務、買収に携わり、書籍出版、大学講師、政府協議会委員等を経て、家族の健康問題を機に、NYCの世界最大ホリスティック栄養学専門学校にてホリスティック・ヘルスコーチ資格取得。海外生活は米国、ドイツ、エストニア共和国にて15年以上に及ぶ。現在は東京。趣味はフルート演奏、料理とヨガ。初回コンサルテーション(初回診断)を無料でご提供しています。またフェイスブックでフォローアップ情報を提供しています。
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