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飛距離だけじゃない!スキージャンプの見所

2014年2月14日

知ればおもしろくなる! オリンピックの楽しみ方【スキージャンプ】

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 さあついに開幕。やってまいりましたソチオリッピック。連日連夜、テレビとかネットでご覧になって、時にワイワイと、時にしっとりと盛り上がっていらっしゃることでしょう。しかしながら「なんだか、取り残された気分です」「正直なところ、ルールがよく分かりません」「テレビを観てるだけで、寒いです」みたいな方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 でも、もう大丈夫。2年前のロンドンオリンピックに引き続き、スポーツのポカーンとする瞬間を紹介。知ればきっと、もっとおもしろくなる、ソチオリンピックの楽しみ方をあれこれ取り上げてまいりたいと思います。

 そもそも、ソチオリンピックの「ソチ」とはなんなのか。まずは、この辺りから説明しておきましょう。意外すぎるのは、ロシアにあるソチが、あっちでいうリゾートであるということ。モスクワの南にあるソチは、ロシアでは比較的温暖な地域。だいたい東京と同じくらいの気温だそう。湾岸エリアにはヤシの木が生えているというのは、できれば知りたくなかった事実です。

 オリンピック会場は、2つのエリアに分かれていて、黒海に面した湾岸エリアではスケートやアイスホッケーといった氷上スポーツ、北にある5000m級の山々が連なる山岳エリアでは、スキーやスノーボードといった雪上スポーツが行われます。

 今回のオリンピックには、7競技98種目が採用されていますが、スキーという競技の中に、クロスカントリーという種目もジャンプという種目もスノーボードという種目も含まれているというざっくりしたジャンル分け。参加国は、冬季オリンピック史上最多の87カ国。約2900名が参加し、日本からは、選手113人、役員135人、合わせて248人の「日本選手団」が参加しています。役員の方が多いことに一瞬「えっ」てなりますが、役員とは、監督やコーチ、トレーナー、ドクターなんかも含まれていますので、妥当な数字なのではないでしょうか。

 さて、最も忘れてはならないのが、ソチオリンピックは冬季オリンピックだということ。雪や氷の上でやる競技のみ。気になるのは、やはりフィギュアスケート。日本ではいまや、季節を問わず話題にのぼるお茶の間の人気スポーツ。しかし、そんな花形競技には目もくれず、さまざまなスポーツのポカーンとする瞬間に着目していきたいと思います。

 ここで取り上げるべきは、ニュースでは目にするけどわざわざじっくり観るほどではないような、微妙な距離感にあるスポーツ。そこでまずは、スキージャンプを紹介していきましょう。

<ポカーンとなりやすいポイント1>
「5人もいた「飛型点」審査員の存在!」

 スキージャンプは、きっとみなさんもご存知の、真っ白いジャンブ台をシャーっと滑ってピョーンと飛ぶあれです。「カンテ」と呼ばれる踏切台を通過する時のスピードは時速90km。そのまま100m以上飛ぶわけですから、もう、どれだけ危険なスポーツなんですか。あの急斜面の上にあるスタート台に立って「さあここから飛ぼう」と思える選手のメンタルの強靭さには、本当に驚いてしまいます。

 そんな、スキージャンプですが、ポカーンとしてしまうのが、競うポイントが飛距離だけではないということ。え、てっきりどれだけ遠くまで飛んだかを比べているんだと思っていましたが違うみたいです。

 飛距離の点数である「飛距離点」に加えて、美しさの点数として「飛型点」があり、これらの合計が得点になります。さすが冬のオリンピック。飛型点の読み方すらわかりません。これで「ひけいてん」だそうです。

 ジャンプの美しさや正確さ、着陸姿勢などを採点する飛型点は60点満点。飛行中の膝の伸びや、スキーの位置で最大5点の減点、着地時に転倒すると最大10点の減点となります。採点は、5人の飛型審査員が20点満点で行い、最高点と最低点を除いた3人の審査員の合計点が飛型点となります。

 飛行中のスキーのポジションはV字となるのが理想的。カラダを前傾させながらスキーをV字型に固定したこの姿勢が、空気抵抗を受けて飛距離を伸ばす美しい体勢です。観戦する時は、ぜひ空中での選手たちの姿勢をまじまじと眺めてみてください。

 そして、ジャンプは2回。つまり、1回目の飛型点と飛距離点の合計に、2回目の飛型点と飛距離点の合計を足したポイントで競うのがスキージャンプです。

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Profile
廣川淳哉
廣川淳哉(ひろかわ・じゅんや)
編集者。雑誌「日経デザイン」「ブルータス」「Pen」や日産自動車のウェブマガジン、企業の会社案内などを編集したり、原稿を書いたりしています。
過去には、社員食堂やゲーム関する連載をしてみたり、「iPad」のガイドブックを作ってみたり、白金に1ヶ月間限定のショップをオープンしたことも。
2010年には、JAXAと共同開発したウェブアプリケーション「MOONBELL」が平成21年度文化庁メディア芸術祭アート部門/WEBで審査委員会推薦作品に。 フットサルチームの監督をやっています。
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