
みなさん、はじめまして。マリアージュカウンセラーの斎藤芳乃です。私はこれまで、たくさんの女性たちの悩み相談(特に結婚・恋愛)にのってきました。その中で感じたのが、とっても素敵なものをたくさん持っているのに、「私なんて…」と思っていらっしゃる方が少なくないことです。言い換えると「自尊心が低い」ということ。そんな女性たちに、「自分を大切にして、その人が手に入れることができるはずの幸せを得るためのヒント」をお伝えしたいと思い、この連載を始めることにしました。
なんだか生きづらさを感じる…
どんなに頑張っても願いが叶わない…
こんなに努力しているのに、いつまで経っても結婚できない…
こんな悩みを、今、多くの人が抱えています。そして、こうした悩みを抱える方々は、外側にあるたくさんの情報を学び、「私が不幸なのは◎◎してなかったことが原因かも知れない」と思いたち、たくさんの努力をしている方が多いのです。しかし現実には、まったく解決できないという不幸を生んでいます。
実は、こうしたすべての不幸な出来事の原因は、すべて心の中に存在しています。自分のことを大切に思ったり、愛したり、自分に価値を感じたりする気持ちが、「自尊心」です。努力しているのに幸せになれないという方に多いのは、この「自尊心」との向き合い方に何かしらの問題があるケースです。
自尊心が低い、つまり、自分自身には価値がないと思い込んでいたり、私なんてダメな人間なんだというような低いセルフイメージを持ってしまっていると、その低いセルフイメージにあった不適切な行動をしてしまうんですね。
不幸の裏にあるもの
すべての不幸の裏には、必ずこの自尊心の低さが存在しており、そして、自分自身がたくさんの思い込みや制限をかけていることによって、自分が幸せにならない行動をわざわざ無意識にしてしまっているために、現実での不幸が引き起こされているということです。
例えば、もしもあなた自身が、「私なんて価値がない人間だから…」と考えながら、今生きている自分自身を粗末にしてしまえば、周囲の人からも軽く扱われたり無視されるということが起こります。
また、あなた自身が、自分で言いたいことも我慢して人の顔色を伺っていれば、支配的な人に威圧的に接せられるという現実が起きるんですね。
このように、人と人との関係は、互いに関わり合って成立するため、自分自身が問題となる行動を起こしていれば、それに比例するかのように、人間関係の亀裂・支配などの不幸が起きてしまいます。
それではここで、あなたが無意識にどれだけ不幸の元となる行動をしてしまっているのか、チェックをしていきましょう。