大人気の恋愛カウンセラーぐっどうぃる博士が、日経ウーマンオンラインの読者選抜の恋愛に悩む女子たちと、本を題材に恋愛の真理を追究していくこの連載。ゼミメンバーのサチエさんが選んでくれた『7つの習慣』(キングベアー出版)編の第2回をお送りします。

今回のお題


『7つの習慣―成功には原則があった!』


スティーブン・R・コヴィー 著
ジェームス・スキナー 訳
川西茂 訳
キングベアー出版
2039円

サチエ メーカー事務職、27歳。バツイチ。現在は新しい彼と順調に交際中。勉強熱心なメモ魔。

マキ IT会社事務職、34歳。バツイチ。彼と同棲中だけど、ケンカが絶えない。友達と「チーム婚活」を組み、コンパにいそしんでいたが、今の彼と結婚を決意。

ユリ メーカー営業事務。30歳。恋人いない歴、1年半。30歳になり、結婚願望や恋人ほしい願望が消え、ひとり生活満喫中。

マサコ IT会社SE、27歳。夫とは、出会って3週間で子どもができたスピード婚。出産をして、今回復帰。

サチエ 『7つの習慣』によると、人には主体的な人と反応的な人がいるんだそうです。例えば、「天気がよければ気分もいいけど、天気が悪くなれば気分も悪くなって、仕事の遂行能力も低下する」など、周りの環境に影響を受けやすい人は反応的な人。このタイプの人は、人が親切にしてくれると気分がいいし、そうでないときは不機嫌になったり落ち込んだりするなど、他人の行動や言葉に左右されやすいんだそうです。

 一方で、雨が降ろうと晴れていようと関係なく、自分の中に価値観をしっかり持っている主体的な人。このタイプの人は、状況や環境のせいにすることなく、自分の行動に対する責任を取るような生き方をしているんだそうです。

博士 反応的な人は、そのときの感情や衝動に任せて行動をします。恋愛も感情や衝動を優先。ものすごくドキドキしたり、楽しかったりする瞬間があったと思ったら、次にはとてつもない苦しみがやってくるなどジェットコースター型の恋愛になりがちです。

 一方、失うものが少なく、得るものが多い生き方をしているのは、圧倒的に主体的な人です。それは当然で、長期的な視点で幸せを捉え、それに向かって一貫して進み続けることができるからです。感情に振り回されれば、ある時は、A地点に向かって進み、ある時はB地点に向かって進む、ちょっとうまくいかなくなればC地点に向かう、となる。これでは、どこにもたどり着きませんよね。幸せを得るには、時に退屈や辛い努力が必要だったりします。でも長期的な視点がなければ、退屈や辛さにぶつかるたびに、それを避けるように行動するでしょうから、偶然が重ならない限り、幸せにはたどり着きませんよね。

 例えば、私のところにくる相談で「婚活中です。だけど自分をなかなか振り向いてくれないA男さんを好きになってしまいました。このA男さんをなんとかして手に入れたいんです」という内容がよくあります。

 このケースは、結婚のために相手探しをしているはずが、「目の前にいるこの人を手に入れたい」にすり替わってしまって、A男さんを手に入れることに執着しすぎている状態です。そして、その男性に数年もの時間を費やしたりするのです。さらに驚くべきことに、婚活に疲れて不倫に走ってしまう女性も少なくありません。

 こんなふうに感情的に行動をすると、大きな幸せはなかなか手に入れられません。結婚が目的ならば、手に入らない男性に執着しても意味はなくて、もっと広い視野、長期的な視点で行動するべきなのに、それができない。そして下手をすると、婚期を逃がしてしまうわけです。