ある日、テレビのニュースを見ていたら、ヴェネチア国際映画祭で、日本人の俳優が最優秀新人俳優賞(マルチェロ・マストロヤンニ賞)をW受賞したと報じていました。そこには、「冷たい熱帯魚」など野心的な作品で注目されている園子温監督と一緒に、若い男女の俳優が映っていました。染谷将太と二階堂ふみ。2人とも、最近よく名前を見かける俳優で、実際に出演作を見ていたりしたこともあって、彼らが受賞したこの作品はきっとすごいんだろうな、と見る前から想像できました。
2012年1月14日(土)新宿バルト9、シネクイント他全国ロードショー
製作・配給:ギャガ
(c)2011「ヒミズ」フィルムパートナーズ
監督・脚本:園 子温 原作:古谷 実『ヒミズ』(講談社)
出演:染谷将太 二階堂ふみ
渡辺 哲 吹越 満 神楽坂 恵 光石 研 渡辺真起子 黒沢あすか でんでん 村上 淳
窪塚洋介/吉高由里子/西島隆弘(AAA)/鈴木 杏
公式サイト:http://himizu.gaga.ne.jp/
“普通の大人”になりたいと願う15歳の少年・住田祐一(染谷将太)と、彼に恋する同級生の少女・茶沢景子(二階堂ふみ)。住田の父親は借金を作って蒸発し、金の無心に現れては息子を殴り、住田の心も体も傷つけます。母親も愛人と駆け落ちし、残された住田は独りぼっちに。やはり両親から愛情を与えられない茶沢は、住田に激しく共鳴し、拒絶されても彼につきまとい、必死に住田を支えようとします。
『行け!稲中卓球部』で有名な漫画家・古谷実が描いた、超問題作と言われる人気コミック『ヒミズ』を、鬼才・園子温監督が実写化。陳腐な言い方かもしれませんが、もう、すごいどころではなく、頭を強くガーンと殴られたような、衝撃的な映画でした。
住田を熱演した染谷将太さんにインタビューしたので、彼の言葉によって、本作の魅力を伝えたいと思います。少し長くなりますが、ぜひ最後まで読んで、出演者のパワーを感じてください。
1992年9月3日生まれ。9歳の時に映画「STACY」で活動を開始。さまざまな映画やTVドラマに出演し、2009年に「パンドラの匣」で長編映画初主演。ほかに、主な出演作として「東京島」「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん」「東京公園」「アントキノイノチ」などがある。




