注目セレクトショップ トレンド定点観測 

和の伝統と技術が息づくデザイン雑貨

2010年12月2日

  •  
  • 1/3

職人技への感動が購買意欲をかき立てる

売上高ナンバーワンの商品
螺鈿(らでん)名刺入れ 亀甲/Price 13万6500円
高岡漆器
「螺鈿名刺入れ 亀甲」には、通常の名刺を25枚程度収納できる。
手鏡 連翹にエナガ(春)/Price 1万4700円
高岡漆器
「手鏡 連翹にエナガ(春)」には、手鏡を入れるための巾着が付く
ショップの声

複雑な色に光る精巧な螺鈿細工は、見る者を感動させ、その感動ごと商品を購入したいという気持ちにさせる。

 THE COVER NIPPONでは、日本の伝統的な工芸品に人気があると言う。もともと、同ショップは、日本の地場産業などの職人技を現代風にアレンジした商品に特色があったが、最近は特にそうした商品へのニーズが高まっている。

 例えば、富山の高岡漆器は、2010年9月に同ショップで売上高ナンバーワンだった。価格が高いものは10万円を超えるが、1〜2万円台の商品を中心に9月に約50万円を売り上げた。「螺鈿名刺入れ 亀甲」は、表面に螺鈿(らでん)細工の手法で、貝殻をモザイクのようにはめ込み、緻密な模様を作り出している。また「手鏡 連翹にエナガ(春)」は、春に花を咲かせる連翹(れんぎょう)とエナガの組み合わせを、アワビ貝の螺鈿細工で描いている。いずれの商品も、キラキラと繊細な光を反射する表面の質感がとても美しい。

 高岡漆器は、富山県高岡地域で作られる漆器の総称で、アワビや夜光貝、孔雀貝などを薄く削って、三角形や菱形の小片を作り、それらを組み合わせて模様を描く。一般に、貝の細工による装飾を螺鈿細工と呼び、通常は約0.3ミリの厚さの貝を使うが、高岡漆器では厚さ約0.1ミリの貝を使用するため、下地の漆が透けて貝が青く光るという特色がある。

 「売り場では、手仕事で精巧に作られたきれいな製品に感動して、そのまま購入する消費者が多く見られる」と同ショップを運営するメイド・イン・ジャパン・プロジェクトSD事業部の松坂香里氏は説明する。

 日用品や生活雑貨などは、多くの店で販売している商品であれば、価格比較サイトなどにアクセスして、最も安価に販売している店で購入するのが当たり前になっている。それに対して、同ショップでは、直接見て、手に取ったときの感動が、購買の重要な動機になる。

関連記事

関連キーワードから記事を探す
暮らし方雑貨デザイン

週間アクセスランキング

PAGE TOP

最新刊のご案内

  • 働く女性を応援する情報誌
    日経ウーマン 6月号

    巻頭特集は「私が変わる☆朝の新習慣」。勉強、スポーツ、家事など、朝15分からできる自分磨きを紹介。また第2特集では女性が幸せに働くために知っておきたい「一生仕事で困らない!働き方大研究」。

  • もっと健康に、もっと美しく
    日経ヘルス 6月号

    腸の調子が悪いと、下腹ぽっこりや肌荒れの原因に・・・。そこで、女性ならではの「腸ケア」法をご紹介します。覚えておけばたちまち便秘知らずに!みるみる美肌で、気分爽快!今話題の麹や酒かすを腸ケアに役立てましょう。第2特集はお風呂でできる「パーツ引き締め&美肌テク」。夏に向けてスリムボディーを手に入れましょう!

  • 美しい40代から、輝く50代へ
    日経ヘルスプルミエ 春号

    40代半ば以降、太りやすくなったり、背中が丸くなったり、見た目も体の内側からも老化が進む原因は「筋肉の減少」。辛くない、体がほぐれる「簡単筋トレ」で筋肉を取り戻し、若々しい体を保ちましょう。

働く女性 必読の書

おすすめ本日経ウーマンの本日経ヘルス&プルミエの本

もっと見る

キャリア
仕事・職種
ワークライフバランス
キャリアアップ
転職
独立・起業
派遣・フリー
副業
ウーマン・オブ・ザ・イヤー
スキルアップ
お仕事術
コミュニケーション
資格・語学
マネー
PC・ケータイ
法律
ヘルス&ビューティ
ダイエット
デトックス
健康レシピ・食材
サプリ・機能性食品
病気・体の悩み
メンタルヘルス
スキンケア
メイクアップ
ライフ
恋愛・結婚
人間関係
ファッション
グルメ
エンタメ
旅行・お出かけ
お買い物術
暮らし方
整理・収納

日経BP社の書籍購入や雑誌の定期購読は、便利な日経BP書店で。オンラインで24時間承っています。