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ウーマンズ・チェンジメーカーズ

自閉症児の可能性を最大限に伸ばす社会を

2010年8月9日

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「自閉症は、適切な療育を受ければ、高い確率で症状の改善が可能なんです」と力強く話すのは、自閉症児のための早期療育プログラムを日本に根付かせようと活動する団体ADDS(Advanced Developmental Disorders Support)共同代表の熊仁美さん(26歳)だ。

 ADDSは、自閉症スペクトラム障害の子どもへ向けた療育プログラムを提供している。自閉症スペクトラム障害の子どもたちは、言葉がうまく話せなかったり、手先や体を動かすことが苦手だったり…人とコミュニケーションを取ること、基本的な日常生活を行うことに難しさがある。しかし、昨年8月からADDSが提供している半年間の療育プログラムを受けた子どもたちは、平均で発達月齢が8カ月アップしたという。

左からADDS共同代表の竹内さんと熊さん、学生セラピストをまとめる加藤愛理さん、保護者トレーニングを担う原由子さん

「ADDSのプログラムの特徴は、そのプログラムの担い手としてトレーニングを受けた学生セラピストと、自閉症児を抱える親自身を活用していること。それにより、家庭にかかるコスト的負担を軽減しつつ自閉症児をサポートしようというアイデアが非常に斬新でした」と話すのは、NEC・CSR推進部社会貢献室の池田俊一さん。実際、このビジネスモデルの目新しさが評価され、ADDSは昨年、社会起業家の登竜門として知られるNEC社会起業塾の塾生として選抜された。

「早期療育スタートアッププログラム」2期生の家庭に、個別指導を実施している竹内さん。子どもの変化を実感できるのが楽しい

 自閉症児の早期療育サービスを提供している企業・団体が多く、政府からの助成金も充実している欧米と違い、日本では、プロのセラピストによるきめ細やかな療育サービスを受けようとすると1カ月数十万円の費用がかかってしまう。

「症状が改善するかもしれないのに、適切な療育を受けられない子どもが数多くいます」(同じく共同代表の竹内弓乃さん、26歳)

 ADDSのプログラムでは、心理学の応用行動分析という手法を活用。申し込むと、「応用行動分析とは」などの基本的な講習を受けつつ、親が月4回、ADDSの指導ルームへ通う。

「1回80分ほどで、一人ひとりのお子さんに向けた症状改善のための課題の設定と、その課題を家庭で実践する際のアドバイスを行います」(熊さん)

 指導を受けて、家庭でプログラムを実践するのは、親自身だ。プログラムの利用料は月額3万9000円。加えて、1回6000円で研修を受けた学生セラピストの派遣も依頼できる。親の負担は決して少なくないが、「プロのセラピストに依頼することを考えれば破格の安さ」と申し込みを決めるという。今年5月から始まった療育プログラムの2期生では早々に11家族の希望者が集まった。

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