
シンガポールに戻り、エアコンなしで眠ることができる幸せを味わう。最高気温30度強、最低気温25度のシンガポールが「涼しい」と感じるのは、尋常ではない東京の暑さを体験してきたからだろう。
今回、特に感じたのは肌の不快感。べたついた空気の中でなんだか肌が息苦しそうなのだ。かく汗も、シンガポールにいるときとは違うような気がする。暑さと湿気による肌トラブルは決して少なくないのではないかと思い、旧知の中医師、邱紅梅先生に尋ねてみる。
「今年は梅雨時から比較的気温が高かったせいか、6月半ばから肌トラブルに悩む人が多い」とのこと。単に数が多いだけでなく、例年とはトラブルのタイプが違っていることにも気づいたという。
一般的に夏に肌トラブルを起こしやすいのは、「体に熱がこもりやすい」タイプの人。「体の中の『熱』と上手に付き合おう」でも書いたように、赤いニキビや湿疹が出やすい、顔が赤い、ほてりやすい、などの特徴がある。そして、夏に悪化することが多い。こういう「熱タイプ」の肌トラブルには、熱を冷ます作用が強い「清熱解毒(せいねつげどく)作用」のある漢方薬を用いるのが一般的だ。



