自分を偽ると“仕事”が増える?!

アイコ先生「ブルーな気持ちの原因、何か思い当たることは?」
マキさん「私、最近すごく太ったんです。彼が海外にいる間は、私も仕事に専念しようと思って。そしたら、どんどん忙しくなっちゃって」
アイコ先生「つまり、ストレス太りってこと?」
マキさん「そうなんですよ。この半年で7キロ……。やばすぎる!彼が2週間後には帰国だっていうからダイエットしなくちゃだし、仕事も前倒しでやらなくちゃだし。ああ、気が遠くなる」
アイコ先生「ちょっと待って。太った姿を見られたくない乙女心はわかるけど、仕事を前倒しするっていうのは、なぜ?」
マキさん「彼が帰ってくるときは、私が彼のスケジュールに合わせて休みを取るんです。ある程度余裕があるように見せたいじゃないですか、彼に。なので、お休みを取ったんですが、あとで自分の仕事にシワ寄せがきて、調整が大変なのは目に見えていて……。それが毎日になるかと思うと……はぁぁ」
アイコ先生「はは〜ん。本当は仕事が目一杯なのも、彼には見せないようにしてたのね。そこまでして自分を演じるのはどうして?」
マキさん「付き合い始めの頃に彼が、涼しげな雰囲気の女性がステキだって言ってたし、あんまりキャリア系よりも守ってあげたいタイプが好きみたいだからでしょうか」
アイコ先生「なるほど。そりゃ、職場からバタバタと汗だくで駆けつけるとか、たくましいボディじゃ台無しってわけだ。でも、ありのままの自分を偽りつづけるのは大変な作業よね。それでストレスを感じて、あとでツケを払うのって、ジレンマねぇ」
「自分じゃない誰か」になるのはむずかしい
マキさん「彼がこっちにいた頃は、7号のワンピースが入ったんです。今は11号じゃないと無理だし、涼しげどころか座っているだけでも汗が出ちゃう」
アイコ先生「たしかに、よく育ったわね。でも、今のマキさんも安心感があって魅力的よ。お仕事では男女問わず好印象なのでは?」
マキさん「ええ、まぁ……。でも、家のポストはエステのチラシだらけ。あれって、ぽっちゃりの人を狙ってポスティングしてません?」
アイコ先生「まさか、それは考えすぎよ」
マキさん「はぁぁ。どうやったら、あと2週間で7キロ落とせるかなぁ」
アイコ先生「マキさん、職業はモデルかボクサーでしたっけ?」
マキさん「へ?!違いますよ。さっき、化粧品メーカー勤務って言ったじゃないですか!」
アイコ先生「だって、体型にすごいこだわりがあるようだから。ダイエットするのはいいんだけど、自分じゃないものになろうとするのは限界があるわよ。どう転んでも、私は私。そうやって自分を受け入れることの方がダイエットよりも先じゃないかな?」
マキさん「彼が私を受け入れてくれなかったらと思うと、怖くて……彼の理想とは全然かけはなれちゃったし」



