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「疲れ対策」は季節によって異なる

2010年6月28日

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梅雨時や雨の日は疲れが出やすい。

 これまでも何度か書いてきたが、中医学には「季節の養生法」というものがある。ざっと紹介すると、春は解毒とストレス対策、梅雨は利湿、夏はクールダウン、秋は保湿、そして冬は補う、ということになる。この考え方に慣れていた私は、常夏のシンガポールに住み始めたころ、いったいいつ「補う」のがいいのだろう?と戸惑ってしまった。

 しばらく生活するうちに、常夏といっても雨期と乾期では気温も湿度も違うこと、ビルや乗り物の中は冷房でキンキンに冷えていて、必ずしも暑いばかりではないことに気づいた。体調も、どんなふうに暮らしているかで変わってくる。ということは、補うタイミングは自分のカラダに聞けばよいのだ、と分かったのだが、もう一つ、この国で改めて気づいたことがある。

 それは、「補う」のにもいろいろなレベルや種類がある、ということ。「補う」=元気をつける、ということで、そこからイメージするのは、がっつり系の食べ物だったりする。前回紹介した肉骨茶のようなスタミナ系ごはんは、まさに補う料理の代表格。疲れ切っているときや、肉体労働をする前などにはぴったりだ。漢方薬も、植物性のものより動物性の生薬のほうが、補う作用が強いものが多い。

 でも、だからといって、動物性の食品ばかりを食べていれば元気になれるわけではないのはご存じの通り。「足りないものを補う」のではなく、「足りているのにさらに補う」ことで、メタボ一直線……なんてこともあるからだ。

 補う食べ物をとるなら、不足のレベルに合わせる必要がある。例えば、エネルギーの貯蓄分まで目減りしているような状態なら、いわゆる「精がつく」食べ物、場合によっては漢方薬も必要になってくる。けれど、日々の元気を保つという目的であれば、何か特別なものを食べるより、バランスを重視した一汁三菜的な食事で、穏やかに補っていくのがいい。

 そしてもう一つ、シンガポールのような暑い国に住む人たちが、日ごろから心がけている補い方がある。それが、「清補(せいほ)」と呼ばれる方法。「清く補う」だなんて、名前だけでもちょっと魅かれるものがある。こってり系ではなく、さらっと系で補うことで、体に余分な熱をためないようにする、と言えばいいだろうか。暑い国だけでなく、暑い季節、そして夏ニキビや赤ら顔に悩んでいる人にも向く方法だ。

 梅雨から夏にかけての養生法は、この「清補」と「利湿」(体の余分な水分をとりのぞく)がポイント。次回は、清補と利湿の漢方食材を具体的に紹介しよう。

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Profile
髙島系子
髙島系子(たかしま・けいこ)
中医学ライター。約15年にわたり、国内外で中医学に関する取材を続け、体の「なぜ」を「なるほど」にする知恵を広めるべく活動中。執筆のかたわら、中医学を活かしたごはん作りのワークショップも開催している。現在、シンガポール在住。著書に「妊婦は太っちゃいけないの?」(新潮社)
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