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女性にぴったりの漢方食材を使いこなす

2010年6月21日

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手前がナツメ、奥が枸杞の実。黒酢に浸けておくと重宝する。

 引っ越しのために肉体労働をする日が多かった6月。体を使うと、おなかの空き方も欲する食べ物も違ってくる。水分もたっぷり必要だ。普段はあまりがっつり系の食事は好まないほうなのだが、今回ばかりは違った。6月のシンガポールは、1年のうちでも最も暑い季節で、体力をつけるようなものを食べないとどうにも持たないのだ。

 とはいえ、疲れがたまってくるにつれ、消化器の機能も落ちて、だんだんと食欲がなくなってきたりもする。そういうときには、何をおいてもまずはたくさん眠る。そして、滋養たっぷりで消化もよいスープを飲むのがいちばんだ(「疲れた体にスープがよい理由」参照)。今回、しみじみおいしいと思ったのは、ローカルフードの「肉骨茶(バクテー)」だ。

 肉骨茶は、豚のスペアリブを漢方薬やニンニクと一緒に煮込んだスープで、店によって味も風味もまったく違う。主に、胡椒が効いたクリアなスープの潮州風と、漢方薬の風味豊かな福建風の黒い肉骨茶に分けられる。疲れているときに食べたくなるのは、やはり黒のほうだ。スープといっても味がかなり濃いので、ごはんにぴったりの「おかず」でもある。あとは定番の青菜炒めを一品頼めば、十分過ぎるほどのボリュームとなる。

 この肉骨茶、発祥地や由来については諸説あるのだが、もともとは中国からやってきた肉体労働者のために考案された朝ごはん、という点では一致している。スープに使われている漢方生薬については「秘伝」の店が多く、また、各店によっても異なるので、具体的な作用についてははっきりしないのだが、疲れた肉体にまさにしみわたるように“効く”ことは、今回の経験でよく分かった。

 さて、こんなふうに、シンガポールで「薬膳」を食べるのはまったく難しいことではないのだけれど、日本で薬膳となると、少々敷居が高いように思う。レストランにたまに食べに行くのは“お楽しみ”の範疇で、ちょっとした体の不調や疲労を改善する手だてにはならない。自分で作るにしても、薬膳に使う生薬をどこで手に入れればよいか分からなかったり、買っても使い切れずに捨ててしまったり……という話もよく聞く。

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Profile
髙島系子
髙島系子(たかしま・けいこ)
中医学ライター。約15年にわたり、国内外で中医学に関する取材を続け、体の「なぜ」を「なるほど」にする知恵を広めるべく活動中。執筆のかたわら、中医学を活かしたごはん作りのワークショップも開催している。現在、シンガポール在住。著書に「妊婦は太っちゃいけないの?」(新潮社)
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