
前回は、「仕事で成長なんてしなくていい」、「仕事に必要なのは技術を磨くことだけ」とお話ししました。
さて、私はいくつかの会社で編集者を務めてから、今の会社を立ち上げました。小さな会社ですが、今年で13年目になります。
起業した会社が10年以上続くのは10%程度というデータもあるそうですから、「起業して長持ちさせている秘訣はなんですか?」と聞かれることがあります。
一番の理由は「運がよかったから」です。
そして、意識して続けてきたことは「請求書をきちんと発行すること」です。
聞いた相手は、「人脈を築いてきたから」とか、「他社にはないサービスを提供してきたから」などの答えを期待しているようで、「請求書ですか? そんなの当たり前じゃないですか?」と驚きます。
たしかに、請求書を出すのは当たり前のことなのです。
ところが、起業したり、独立したりする人というのは、「仕事の質」にこだわっても、例えば「創造性の高い仕事をしているから、請求書は苦手で」などと言うことも少なくないのです。
請求書を出す作業ができないのだとしたら、誰かに頼めばいいのです。請求書がなかなか来ない仕事相手というのはとても困るものですから。
「請求書を発行する」ということを意識するということは、
(1)仕事の納期
(2)仕事の経費や売り上げ
(3)仕事の内容や質
など、「仕事の始まりから終わり」までを、きちんと考えるということなのです。
これをきちんと続けてきたことが、私の会社が続いてきた大きな理由だと思っています。




