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こころを落ち着かせる?小麦全粒粉の意外な実力

2010年3月19日

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チャパティとプーリー。

 アジア各国の料理が楽しめるシンガポールで、私が何より惚れ込んでいるのがインド料理。先日は北インドの小麦粉料理を教わる機会を得た。日本ではナンばかりが有名だが、北インド出身の人たちは口を揃えて「ナンは特別なときに食べるパン。ふだんはチャパティ」と言う。その日常食を自分でも作ってみたかったのだ。

 チャパティには、小麦のふすまや胚芽なども一緒に粉砕した全粒粉が使われる。作り方はとても簡単で、全粒粉と水、少量の油と塩を入れてざっくりとこねるだけ。薄く伸ばしてフライパンで焼き、最後にガスレンジの火で直接あぶると、きれいな焼き目がつく。

 同じ生地を高温で揚げたものがプーリ。生地に油を塗って折りたたんでから薄く伸ばしたのがパラタ。中にジャガイモのフィリングを入れるとアル・パラタになる。その他もアレンジ自在で、なるほど家庭料理にはぴったりだと感心する。

 どれも素朴で味わい深い。噛みしめるほどに全粒粉特有の甘味と香ばしさが口に広がる。全粒粉は精白した小麦粉より消化には時間がかかるはずだが、スパイスたっぷりの野菜料理やライタ(ヨーグルトサラダ)を一緒に食べるから、胃もたれもしにくい。

 しかし、「いくらでも食べられそう」と思っていたのは私だけのようで、健啖家のはずの友人2名が「食べ過ぎた。おなかが苦しい!」と言うのには驚いた。どうやら、消化しやすいものとそうでないものは、人によって違うようだ。

 私の場合、肉や魚を食べすぎるととたんに胃が重くなるが、こういう地味メシはもたれない。逆に彼女たちは、炭水化物を取り過ぎるとずっしりおなかにくるそうだ。こんなとき、まさに「体は人によって違う」ということを痛感する。自分の体調に合わせた食生活を、安易に人に伝えてもいけないと反省したりもする。

 もちろん、このコラムで書いていることは、私が考えたことではなくて、何千年も前から中医学の中にある知恵ばかりなのでご安心を。とはいえ、これまでに何度となく書いてきたように、「自分の体に合わせて選ぶ」というポイントは忘れないでほしいと思う。

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Profile
髙島系子
髙島系子(たかしま・けいこ)
中医学ライター。約15年にわたり、国内外で中医学に関する取材を続け、体の「なぜ」を「なるほど」にする知恵を広めるべく活動中。執筆のかたわら、中医学を活かしたごはん作りのワークショップも開催している。現在、シンガポール在住。著書に「妊婦は太っちゃいけないの?」(新潮社)
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