
オリンピックの興奮冷めやらぬこのごろ。「真央ちゃんはスゴかったよねー」とか「上村愛子さんは残念」などと、テレビや雑誌などではまだまだ話題に事欠かない感じですね。
こういったトップアスリートは、決して1人で戦っているわけではありません。彼らの勝利を信じて、何人ものスタッフがチームになってサポートしています。例えば、技術面を指導するコーチはもちろん、栄養面を指導してカラダの内側を作るスタッフ、道具や衣装をサポートするスタッフまで色々。本番前に極度な緊張状態に追い込まれるトップアスリートたちを精神面で支えるスタッフもいるのです。
実は、彼らの精神面をサポートしてきた手法は、元気を出したい人のお部屋作りにも役立ちます。一流選手たちが最もこだわる環境が、睡眠環境。フィギュアスケートのキム・ヨナ選手が今回のオリンピックでは選手村に滞在せずホテルに宿泊していたのも、質の良い睡眠をとるためと言われていますよね。国をあげての期待のプレッシャーや雑音から逃れて、本番に向かって集中力を高めるには、このこだわりが必要だったんですね。多くのトップアスリートを指導してきた方にお話を伺うと、本番前には小さなものから大きなものまで、すべての刺激をカットするように指導するといいます。それくらい神経質に“睡眠”の質にはこだわるそうですよ。
人間は、数万年以上も前から、敵から逃れて生き抜くためにあらゆる感覚を研ぎ澄ませてきました。特に夜は、敵に襲われる危険性が高まるとき。ちょっとした刺激にも敏感になりやすい時間帯です。
それは文明が発達した現代でも同じ。たとえば、睡眠中に耳に入ってくる音や感じる光は、無意識のうちに恐怖や警戒心を呼び起こし、眠りの質を悪くしている可能性があるのです。眠りの質が成績をも左右するトップアスリートには、車の音さえ聞こえない静けさと真っ暗な環境を作って本番前日に過ごすという人も多いようですよ。
眠っている最中に限らず、眠る直前の過ごし方も、睡眠に影響を与えます。特にパソコンや暗い中でのテレビ観賞は、大きな刺激。どちらも目にとって光の量はそれほど強くなくても、脳に刺激を与えることになるので、やめましょう。「今よりもう少し元気でいたい」と思う人も、ぜひ寝室にある刺激をチェックしましょう。
そうは言っても「真っ暗だと眠れない」という方も多くいますよね。幼い頃から照明を少し灯した環境で育ってきている人にとっては、むしろ暗闇は恐怖。こういうケースの場合は「慣れていて安心できる環境」を優先させるのがよいですね。何年も入眠時にラジオやBGMを聴きながら眠る習慣があるという人も同様です。
BGMをかけたいなら、なるべく穏やかな曲を選曲しましょう。それでも、30分くらいで自動的にBGMが切れるようにタイマーをセットしておくのがおススメです。「スイッチを切らなければいけない」という意識が働いて、眠りが浅くなるのを避けるためです。意外と見落としがちな睡眠環境の刺激チェック。ぜひ、安眠妨害の要素をすべて取り除いて、明日の元気を蓄えてくださいね。
それにしても、うちのマンションは風の音がうるさいような……あぁ、換気の穴が壊れていたのを忘れてた!



