処世術その1 「輝かなくてもいい」

2010年3月9日

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 「仕事で輝きたい!」
 そう思っている方も多いでしょう。女性誌などでもよく見る言葉ですね。

 「処世術」で一番最初に伝えたいことは、「仕事で輝かなくてもいい」ということです。

 そもそも、「仕事で輝く」ってどういうことでしょうか?
 たとえば、自分の手がけているプロジェクトがうまくいって、マスコミが取材に来てくれて「輝いている○○さん」と書いてくれる。そんなイメージです。

 不肖私にも、たまに「フカサワさん、輝いてますよね!」などとおっしゃる方がいらっしゃいますが、そういうことを言うのは直接仕事をするわけではない「遠くの方」で、要するに無難な社交辞令です。

 身近なスタッフはそんなことは言わないものです。もしも言われたらほかの意図がありそうでちょっとこわいです(笑)。

 「仕事で輝く」という評価をするのは、仕事で直接関わることのない人なのです。

 そもそも「輝く」ってものすごく曖昧な評価です。
 そんなことに振り回されて、「なんで私は輝かないんだろう」と思っても、疲れてしまうだけです。

 私は「仕事で輝く人」といわれる人とたくさん会ってきましたが、中には「輝く」ことに夢中になりすぎてしまっている人もいました。
 その人の職業が「素敵な私」「輝いている私」になってしまうのですね。
 そういう働き方もあるのでしょうが、維持するのはとても大変そうです。

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Profile
深澤真紀
深澤真紀(ふかさわ・まき)
コラムニスト・編集者。企画会社タクト・プランニング代表取締役社長
1967年、東京生まれ。早稲田大学第二文学部社会専修卒業。卒業後、いくつかの出版社で編集者をつとめ、1998年、企画会社タクト・プランニングを設立。若者、女性、食、旅など、様々なテーマの企画や執筆や講演も行っている。日経ビジネスオンラインで2006年に「草食男子」や「肉食女子」を命名、「草食男子」は2009年流行語大賞トップテンを受賞し、国内だけはなく世界で話題になる。平成の女性を語った『女はオキテでできている―平成女図鑑』(春秋社)など著書も多数。公式サイトhttp://www.tact-planning.com
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