眠っている間にダイエット!?本当にそんなおいしい話があるのでしょうか?
ダイエットといえば、運動やカロリーコントロールでストイックに行うもの、というイメージですよね。爽やかな秋に運動するのは、気持ちいいので、楽しみながら続けられそうです。でも、おいしいスイーツやお料理、お酒などをセーブするのは、根性あるのみ。これ、結構辛いです。もちろん、ダイエット成功の鍵を握るのは、この頑張りにあるでしょう。でもそんなにストイックにならず、毎日のちょっとした習慣にも、ダイエットの大切なポイントがあるのです。それは、「寝不足にならないこと」。えっそれだけ?簡単でしょ。
近年の研究で、睡眠時間は、食欲や体重変化と関係することがわかってきました。食欲は、多くのホルモンによって調整されていますが、主に胃から分泌されるグレリンは、空腹信号として食欲亢進(こうしん)作用があります。また、主に脂肪組織から分泌されるレプチンは、満腹信号として食欲抑制作用があります。ところが、睡眠時間が短いと、空腹信号であるグレリンが多く分泌され、反対に睡眠時間が長いと満腹信号であるレプチンが多く分泌されます。ということは、寝不足だと食欲は亢進してしまい、ダイエットに悪影響を及ぼします。 つまり、睡眠時間を削ってまで、深夜や早朝にランニングするのはNGというになりますね。
さらに気になる結果をご紹介します。2008年、SLEEP(睡眠医学領域のトップジャーナル)に発表されたカナダのJean-Philippe Chaput(ジャン=フィリップ sシャプー)らの研究です。彼らは、平均睡眠時間によって短時間睡眠者(5〜6時間)、標準的睡眠者(7〜8時間)、長時間睡眠者(9〜10時間)に分類し、6年後の体重、ウエスト、体脂肪率の変化を比較しました。その結果、共通してU時型の関係(標準的睡眠者の変化が少ない結果)が得られました(図参照)。
つまり、日本人の平均でもある7〜8時間の適切な睡眠時間を確保していれば、太るリスクは少なく、ダイエットにも有利といえます。さらにこの睡眠時間とU字型の関係は、糖尿病や高血圧の罹患率や、生存率にも当てはまり、寝不足なのも寝過ぎるのも、ダイエットのみならず、健康を害する危険があります。睡眠時間の大切さがお分かりいただけたでしょうか。
美しさと健康のために、明日の目覚ましセットの時間から、7〜8時間を逆算した時刻に眠ること。その眠る時間に合わせて、夕食の時間や運動の時間を調整していけば、自然とスケジュールが組めることでしょう。
さあ今夜から、適切な睡眠時間で眠るラクチンダイエット、始めましょう!




